神社にある大きな神社幟には、独特のかすれが特徴の筆で書かれたようなデザインされた文字を使います。この書体は神社伝統のものや、地方によるもの、染職人によるものなどがあり、個性にあふれています。

また神社幟は、縦に長く下から見上げることから、文字は上の文字を下の文字より少し大きく描き、ちょうど同じ大きさに見えるようバランスを取ります。

参考:全国青年印染経営研究会,“神社幟に見る独特の書体”,日本の印染Ⅱ,実教出版株式会社2011,92-93