無地で単なる日差し除け、人目除け、塵除けだったのれんに、現代のように屋号や商標などが入れられるようになったのは、鎌倉時代だそうです。その後、庶民の識字率が高まった江戸時代には、のれんに文字が入れられるようになり、一気に広告媒体として広まっていったとされています。

参考:高井潔,“暖簾の歴史”,日本の暖簾ーその美とデザインー,グラフィックス社2009,6